犬と猫と歩く日々。

Todd Rundgren、唐沢寿明が好き

ミュージカル「誓いのコイン」を見て来ました

坊ちゃん劇場で「誓いのコイン」を見て来ました。

題から、内容が想像出来なかったのですが、たまたま父親が劇のチラシを持っていました、
そのチラシによると…
明治時代の愛媛県には、日露戦争時に6000人のロシア人捕虜が松山市に収容されていた、という事。
その頃の、市民と捕虜たちの交流などを通して、生きる事の尊さ、大切さを描くという感じの劇のようです。
また、劇の題材にうってつけと思われるこのようなニュースも、下地にされているようです。


(47Newsより)
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松山の金貨は「国を越えた恋」 日本人女性とロシア人捕虜

 松山市中村時広市長は9日の記者会見で、松山城二の丸跡の井戸で発見されたロシア人の男性捕虜と日本人とみられる2人の名前が刻まれた1899年製ロシア金貨について、日本人は近くの病院で勤務していた女性看護師の可能性が高いと発表した。

 中村市長は「国を越えての恋愛を社会が許さず、金貨に2人の思いを凝縮したのかもしれない」と話している。

 松山市教育委員会によると、当時の海南新聞(現愛媛新聞)に、2人が恋愛関係にあったことや、関係が引き裂かれたことをうかがわせる記述があった。

 日本人について市は当初、金貨に「タチバナカ」と刻まれているとしていたが、その後、「チ」ではなく「ケ」と読める細い下書きを発見。「タケバナカ」という人物がいなかったかどうか調べると、1904年の海南新聞に「竹場ナカ」という看護師がロシア人捕虜を収容していた病院に勤めていたことが報じられていた。
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当時の松山市の人口は3万人ですから、6000人というと、かなり捕虜の数の割合が多いです。
当然、敵国の兵隊が来るという事で、市民は怖かったと思う。
でも、松山市民はのんびりやで温厚だから、正直どうしたら良いかわからなかったと思うんだな…
政府も、その辺を見越して、いさかいが少なそうな松山市にロシア人捕虜を送り込んだのだろうか。
市民的にはとっちめてやりたいけど、どうも自分たちには勝てないんじゃないか
外国人って、背が高くて、鬼みたいなんじゃないの?とか憶測したり、「どうしたらええんじゃろうか」そんな感じで。
でも、「誓いのコイン」のチラシによると、そこから市民と捕虜たちは仲良しになっていったらしい…

私は、知識としては「松山にロシア人捕虜が居た」という事しか知りません。
ですので、坊ちゃん劇場に行くのが大変楽しみになってきました。

坊ちゃん劇場は、実家から車ですぐの所です。
今回、私と娘で観劇となりました。
東温市の「レスパスシティ」というショッピングモールの中に「坊ちゃん劇場」があります。
受付に着くと、当日券を買い求める市民が数人。賑わっています。
私たちはA席に座る事にしました。

          続きます