犬と猫と歩く日々。

Todd Rundgren、唐沢寿明が好き

念願のクリスマスクッキーをつくるのだ

先日、クリスマスクッキーを焼きました。

こちらのサイトを参考に、色付き糖衣がけのクッキーを焼きました。

「バレンタイン気分を盛り上げる! アイシング・クッキー」
http://allabout.co.jp/gm/gc/186671/

いわゆるアイシングクッキーというものですが…粉砂糖を卵白か、水で溶いて色粉で色づけします。

それを焼いて冷ましたクッキーに塗って模様を書いて、乾かして出来上がり!
コレ、小さい頃から作ってみたかったのです。

お菓子作りの記憶…私の実家は3人兄妹、私は末っ子でした。
たべざかり伸び盛りの頃に、親がおやつを充分に与えてくれない!
全ての袋菓子は3分割(ポテトチップスの袋も3分の1が1人分)足りな〜い…というひもじさでした。
そこで、主婦の友社の「家庭で作れるケーキ300種」(昭和33年版)という本を見ていた私、作りたい!と母に言うと「自分で作るなら、材料は自由に使って良いし好きに食べていい」との許可を得ました。

作って作ってつくりまくりました。この本、戦後しばらく位に刊行されているのですが、アメリカ、ロシア、ヨーロッパ各国のお菓子を網羅しています。(材料も今の様にてに入らないので、”洋酒が手に入らない場合は、焼酎にローリエをつけこんだものを使う”など工夫をこらした書き方になっている。)
初歩的なクッキーから、クリスマスプディング、パイ、ベイクドチーズケーキ、また素朴な和菓子…その中でも作れるものは易しい物だけですが作りました。

兄もすごい勢いで食べてました。末っ子が初めて兄の役にたったかも…

しかし、アイシングクッキーは作れなかったのです。なにぶん小学校低学年の時、読めない漢字、理解出来ない調理プロセス、なんだかよくわからない材料があります。分からないから母に聞くのですが、母はお菓子作りに無関心、まるっきり教えてくれません。
アイシングには粉砂糖が必須なのですが、それをなんとか普通の砂糖で作ろうとして挫折する小学生の私…そんなわけで糖衣がけのお菓子は全て封印です。

そして年月は経ち、そんな事も忘れていたこの頃です。
「クリスマスのアイシングクッキー」特集の小冊子が製菓材料店から、荷物に同封されてきました。

緑色のクリスマスツリー、赤いサンタの長靴、トナカイ、お星様、ナニコレ全部お菓子で食べられるの?そう、あの憧れのアイシングクッキーです。

その冊子を職場で、お菓子作りが趣味の同僚と皆で眺めていました。
私「こういうの一回作ってみたいんですけどね。いわゆるアイシングをやってみたいんですが…」
同僚「クッキーを焼いた上に、飾り付けがあるんですよね…」

その場では、「少し面倒だね」という流れになりつつ「こんど作ったら持って来てみる!」と言ってみる私です。

年末に、いい具合に連休がありましたので、その日に決意して作り始めます。
この日のために、厚さ調整機能つき麺棒と、くっつきにくい生地伸ばしシートを買っておいてよかった!
フードプロセッサだって、持っといて良かった(スイッチ押してガガガガガ…で生地があっという間に作れます)
型抜きして焼く!冷ましてる間に、アイシングを作ります。
卵白を泡立てて粉砂糖に混ぜていく。出来上がりを4つにわけて、1つは白いまま、あとは緑、赤、黄色に着色します。

しかし。
問題は私の絵心の無さじゃ。
美術は万年「2」じゃったものよのう。(伊予弁)

そこを、クリスマスツリーは全体を緑にして、パラパラと星形のシュガー飾り、銀色のアラザンでそれなりにツリーに見えるように出来ました!

しかしこれは、めっちゃ楽しいです。お絵描きして、それが食べられるわけですよ。これ最高
全部のクッキーにアイシングで飾り付けをして、完成です!
しかし糖衣が乾いて堅くなるのに半日かかりますので、場所を確保して乾かします。

次の朝、乾いてるのを確認して、娘は学校のみんなにお裾分けにタッパーにつめこみます。
私は、お世話になっている同僚の方数人に、袋に小分けしました。これを渡さなきゃ。

お菓子作りって、夢があります。
さらに食べてくれる人が居てこそですね。(この年齢になって、作りたいだけ作って、好きなだけ食べると大変です)皆に渡せたし、良かった!

楽しかったのではまってしまいそうなクリスマスクッキーでした。