犬と猫と歩く日々。

Todd Rundgren、唐沢寿明が好き

猫まみれになりたい


うちには猫がいます。
名前をひびき、といいまして呼び方は使い分けたり「ひびたん」「ひびさん」「ひびたんさん」どれも返事はしてくれます。
「ニャー」とか「ぐるるぐるぅ」などと返してくれます。
やってきたきっかけは、夫の仕事用の車に、出てから戻ってきてみると車の下に猫が雨宿りしていたのです。
そのまま車にのり、エンジンをかけて猫が車の下から出て行くのを確認しようとすると、どうも出て来ていない。
車の下を見に行くと、めっちゃ敷かれそうなタイヤの前に猫はまだ居て、こちらをみてニャーといったと。

そういうわけで家に来た、彼女は黒白ちょびひげの、大人になりかけの猫でした。

色々変わった猫で、どうも悩みすぎる傾向がある性格のようですが、忘れっぽいです。

先日の事、家族でMTVのVMAを見ていました。マドンナのスピーチを夫は聴いていました。
猫はお気に入りの発泡スチロールの中に、強引に体をねじ込み、自分自身が猫まみれの状態に。
私がそれを見て「小さい頃に兄妹と離れて放浪していたから、こうやって小さい箱にむりやり体をねじ込む事で、兄妹たちと折り重なり寝ていた頃を思い出している」と表現しました。

すると、マドンナのスピーチを聞き終わった夫が「ひびたんもMichaelのように小さい頃から人気者だったから、色々つらい事もあっただろう」と猫に話しかけていました。

それをきいて、少し安心しました。

以前の彼のMichaelに対する認識は、おおむね好意的でないメディアに近いものでした。また、おそらく子供の頃からMichaelのキャリアがはじまっているいた事を知らなかったと思います。
Michaelがなくなった時、私はショックを受け、自分が今までMichaelについて誤解していたと思われることがあまりにも多かった事に気付きました。
それは夫も同様であると思ったので、一度「Michael Jacksonは実はこういう人であったらしい」という話をした事があります。
それから、それなりに誤解は解けたのかなと思います。

猫に対しての小さな一言ですが、少し私が救われた瞬間でした。

しかし、めっきり寒くなりましたね。
猫も人間も寒いです。心をぬくぬくにして過ごしたいものです。